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「Web 標準セミナー」にて考えたデザイン不要論

本日、アップルジャパン主催の「Web 標準セミナー」に行ってきた。
概要は以下の通り。

━━━━━━━━セミナー概要━━━━━━━━
第一部(13:30-16:30)
講 師:益子貴寛(株式会社サイバーガーデン 代表取締役)
Website: http://www.cybergarden.net/
1. Web標準とは何か
2. Web標準とXHTML+CSS
3. Web標準とブラウザ
4. Web標準と制作ワークフロー
5. Web標準のメリット -ケーススタディ-
・クロスブラウザ表示の実現
・アクセシビリティの向上
・SEO効果の向上
6. Webサイトの品質保証とソースコードの検証
7. ソースコード検証ツールの紹介
8. ブラウザやツールを品質保証に活かす方法
9. 質疑応答

第二部(16:45-17:30)
講 師:アップルジャパン株式会社ワールドワイドデベロッパリレーションズ 永松正人
1. Safari概要
2. Safariと標準
3. Safariのデバッグツールの紹介
4. Apple Developer Connectionの紹介

感想を一言で言えば、"ミスマッチ"。

エンジニアの自分は、完全に対象受講者では無かった。
そしてデザイナー、コーダーの方々もまた対象受講者では無かったと思われる。

では誰向けのセミナーだったかというと、"Webマスター"もしくは"Webディレクター"と呼ばれる方々向けだったのではないだろうか。
デザイナー、コーダーの方々の苦労を理解出来ていない"Webマスター"もしくは"Webディレクター"と呼ばれる方々には、ぜひ聞いて頂きたい内容だった。

なお、第一部に関しては、(自分はミスマッチだったが)決して内容が悪かったわけではない。
自己紹介を聞いて知ったのだが、講師の益子貴寛さんという方は、自分も活用させて頂いているWeb標準の教科書の著者であり、知識、経験も豊富な方である印象を受けた。

第二部は、、、。ただの宣伝だったので、割愛。


第一部で印象に残った内容は、クロスブラウザー対応、各種デバイス対応に関してであった。

- 各種ブラウザ(IE,Firefox,safari,netscape)毎に、cssファイルを分けて対応しましょう
- ブラウザの各種バージョン(IE5、5.5、6、7、…)毎に、cssファイルを分けて対応しましょう
- 各種デバイス(screen、プリンター、プロジェクター、Wii、DS、iPod touch、…)毎に、cssファイルを分けて対応しましょう

一体、何種類のスタイルを準備しろと…。

Webデザインのセミナーに出ておいて何だが、
Webデザインってそんなに重要?
そんなにコストかける必要ある?
という疑問が浮かんできてしまった。

デザインにかける膨大なコストを、コンテンツにかけた方が有益ではないのか?

非常にしょぼく、見辛いけど、有益なコンテンツを含むサイトと、とってもおしゃれで、全く内容が無いサイトのどちらが必要かと考えれば、私は間違い無く前者を選ぶ。
私が普段Webを巡回している理由は、おしゃれなデザインを見たいからでは無く、有益な情報にアクセスしたいからに他ならない。

ここは思い切って、コンテンツプロバイダーはXHTMLのみ出力するというのはいかがであろうか。

ブラウザやデバイス側で、(現状よりましな)デフォルトcssを適応してくれればそれで良い。
RSSリーダー程度のデザインであれば、それで十分だ。

リテラシーが高い者は、自分専用のcssを適用させれば良い。

そもそもユーザビリティなんて、人それぞれだ。
万人向けのユーザビリティなんて試行錯誤する暇があったら、肝心のコンテンツに注力するべきであろう。
ユーザーは、自分がもっとも使い勝手の良いcssを全てのサイトのXHTMLに適応させれば、今よりももっとユーザービリティが向上するのではないだろうか。

時代に逆行している気もしないではないが、Webがそんな方向に進んでも良いのではないかと思った。

決して、クロスブラウザー対応、各種デバイス対応が面倒だからこんな事を考えたわけではないと、自分で自分を信じたい…。
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by aratafuji | 2008-03-18 20:57 | レポート

mixiの違和感と集団分極化、沈黙の螺旋

mixiに登録したのは2004年3月頃だったと思うので、登録してからそろそろ2年半が経とうとしているが、その間ほとんどmixiのサービスを使えていない。
※たまに友達の日記にコメントしたり、少しずつマイミクは増えていっているが…。

なぜ使わない(使えない)のか?

今までは以下のような理由だろうと、自分自身考えてた。

1."最近盛り上がってるけど、俺なんてサービス当初からユーザー登録してたから、今更って感じかなー"みたいなしょぼいプライド
2."最近落ち込んじゃって…"みたいなエントリに対して、"元気出せ!"と皆が口を揃える様な奇妙なまでの馴れ合い感に馴染めない

1に関しては、浪人した後に入学した大学で、"同じ年の奴が先輩面するようなサークルなんて入ってられねーよ"と考えたばかり、今一な大学生活を過ごした反省が未だに活かせていない。

2に関しても、表向きでは"あの馴れ合い感、気持ち悪い"と言いながらも、皆に元気付けてもらえて羨ましい、自分が"最近落ちてます"ってコメント書いたら、果たして俺のマイミク達は元気付けてくれるんだろーかという不安も正直ある。

そんなちっぽけな人間にはなりたくないと、何度か日記を書いてみようと思ったが、やはりやる気がでない。何か違和感がある。

最近読んだ「グーグル・アマゾン化する社会」という本で、何となくその違和感の正体が分かったような気がした。

その本に後半に登場する、"集団分極化"がそれである。
本の中で、"集団分極化"とは
ある集団内で議論をした際、その結論が中庸に落ち着くのではなく、先鋭化した極端な方向へと進むような現象である。
とある。
簡単に言えば、似た者通し集まってコミュニケーションを取っていると、その中での常識が皆にとっての常識と考えてしまうような事か。

mixiにどっぷりとつかっていない自分が、他人の日記のコメントを読んで感じる違和感は、その辺にあるのではないだろうか。

また、本の中には"沈黙の螺旋"というキーワードも出てくる。
自分の意見が優勢と認知した人は声高に発言し、劣勢と認知した人は孤立を恐れて沈黙する。その結果、優勢意見はより勢力を増し、劣勢意見はますます少数意見になる。

という事だ。

これもmixiのコミュニテイに当てはまる。
他人の日記でそれ違うだろ!って思っても、よほど自分の事を攻撃でも
されない限り同意もしないが反対もしない。

話しは変わるが、こんなエントリーを読んだ

ミクシィが2ちゃんねるに勝てないワケ
2chねらーとmixiユーザー。

この違いはなんだろなぁ?

何かが決定的に違う。いろいろ考えた。で、思った。

ネットの世界には2種類の人間がいる。

インターネットの力を信じる人間と、信じない人間だ。

知っている人間とまだ知らない人間、と言い換えた方が分かりやすいかもしれない。

ミクシィやってる人はまだまだネットの力を知らないと思う。

正の力も、負の力も。

<中略>

あとひとつ、ふと思ったこと。

本当にいいことっていうのは匿名でしかできないんじゃないかな?

実名だとどうしても偽善臭さを感じちゃうんだよね。

見返りを一切求めない、真の意味での奉仕っていうのは、匿名が前提にないと生まれない気がする。


このエントリでは、mixiユーザーのネットの経験の浅さ(ネットの力を知らない事)や、匿名と実名の違いという切り口から2chとmixiの違いを分析しており、もっともな意見だと思う。

自分は2chもたまに見てるだけーなので、よく分からんが、イメージとして2chには目立ちたがり屋が多いと感じている。

目立つためにはどうすれば良いか?
それは皆と違う意見を述べる事だろう。

皆と違う意見をネット上で述べるためには、ネットの力に対する理解が必要だ。

2chにも"集団分極化"や"沈黙の螺旋"は存在する。
スレッドによっては、反論しようものなら袋叩きに合う場合も多いだろう。

でも、多勢を利用して反論する者を袋叩きにしている者は、きっとmixiも心地よいに違いない。
そして、リアルな2chユーザーは、空気を読んだ上で他者との違いを表明し、一目置かれる存在となっているはずだ(と思う)。

「グーグル・アマゾン化する社会」の中で、著者は以下のように結んでいる。
一極集中的な思考を回避し、多様性を認知しつつ、主体性ある思考を貫けるのか。
新しい現代を生きるわたしたちに課せられた「群集の叡智」は、その真価を問われている。

mixiに対する違和感を今後も持ち続けられるかが、自分の中でのバロメーターかも。

ちなみにこの本はDanさんもお勧めでした。
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by aratafuji | 2006-09-25 01:26 | レポート