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mixiのユーザー数伸び悩み以上に深刻な広告モデル

以下の記事を読んだ。
ひろゆき氏「Web2.0はカネにならない」 モバゲー&GREE「携帯はこれから」 (1/2)
広告モデルがなぜ厳しいのか。ひろゆきさんの見解はこうだ。「広告モデルは、売り上げのあるサイトにユーザーを誘導し、そのサイトの売り上げの一部が広告に来るという仕組み。売り上げのあるサイトが広告を出してくれないとつぶれる。今後、無料の広告メディアが増えていけば広告単価が下がり、出稿側は『安いところからちょっとずつ出そう』などという形になり、メディアはじり貧になっていくと思う」。携帯でも、無料サイトの広告モデルより、公式サイトなどの課金モデルのほうが商機があると見ている。

確かに正論である。
だが、果たして出稿側はそんなに賢いだろうか?
広告に変わる新しいビジネスモデルが出てくれば話しは別であろうが、ネットでお金を稼ぐ手段が広告、課金、アフィリエイトぐらいしか無い現時点では、mixiに広告を出したという行為だけで満足する広告主は多数存在するのではないだろうか。

また、広告も徐々に進化してきている。
行動ターゲティング vs 文脈ターゲティングpt.1 ~まずはネット広告の歴史から
1.第一の歴史 「プロパティー(コンテンツカテゴリ)ターゲティング」
2.第二の歴史 サーチターゲティング(リスティング広告)
3.第三の歴史 文脈ターゲティング (Contextual Targeting)
4.第4の歴史 行動ターゲティング

この記事はターゲティングについて述べているためか、ノンターゲティングな"ローテーションバナー"については触れていないが、第一の歴史の前に"ローテーションバナー"があるだろう。

最近"行動ターゲティング"というキーワードを良く耳にする。
日本最大手のSNSであるmixiは、神の視点からユーザーの行動を全て把握出来るわけだから、かなり行動ターゲティングに適しているだろう。
"mixi 行動ターゲティング"で検索したら、以下の記事がヒットした。

mixiで行動ターゲティングスタート
元々mixiは
ダブルクリック、「mixi」にASP型広告配信管理サービスを提供とニュースにあったとおり、ダブルクリックのダートを利用していたのですが、広告配信をさほど効率化できていないとの噂がありました。
Yahooに次ぐPVを持ちながら、広告収入が少ないのには、
ユーザー数がそもそも少ない上に効率化されていないからでした。
今回のこのニュースでここが改善されるといいですね。

流石はmixi。既に2ヶ月以上も前から開始していたのか。
ついでにこの記事内のリンクから、以下の記事を読んだ。

ダブルクリック、「mixi」にASP型広告配信管理サービスを提供
また同ASPサービスは、ユーザーの属性にあわせて広告を配信する機能を備える。たとえば女性ユーザーには化粧品広告、男性ユーザーには自動車広告といったように、mixiのユーザー登録情報に応じた広告を配信できる。このほか1人のユーザーに対して、同じ広告を表示する回数を制限するなど、各種ターゲティング機能を備える。

上で書いたネット広告の歴史を辿っている模様。
web2.0の代表的な例として紹介されるmixiなのだから、歴史なんて辿らずに初めから"行動ターゲティング"でのネット広告を行っていて欲しかったなーなどと考えたが、まあ良いか。

では、実際の行動ターゲティングやらを見てやろうと、久々にmixiへアクセス!
ん?エラゴン?
いきなりの半画面広告。
最近mixiで"行動"してないし、ログイン前だから仕方ないか。
※クッキー使えばログインしていなくてもターゲティングは可能だとも思うが

それにしても、このログインページでの半画面広告って効果有るんだろうか?

「自分の日記のコメントチェックしなきゃ!」
「友達の日記にコメントしなきゃ!」
と、一刻も早くmixiにログインしたいと思っているユーザーがログイン前に、エラゴンへ飛ぶとは思えないのだが…。
まあ、映画館に行って、「ん?エラゴン?どっかで見たなー」程度のブランディング効果で広告主が満足するのであれば、それはそれで良いのかもしれないけれど…。

気を取り直して、mixiにログイン。

広告に注目している自分の目に、まずはヘッダーバナーが見える。
ん?LUMINE?
「友達や彼氏と参加できるルミネonlineパーティー」
自分はネカマではない。ちゃんと男性として登録している。
にもかかわらず"彼氏と参加"とはどういう事だ!
その後もF5を押す毎にローテーションするバナーを見てみると、
- 学生向けの就職情報
- 女性向け化粧品広告
- アルバイト情報
- ダイエット広告
- 専門学校広告
- 証券会社広告


どうしたmixi!
全くターゲティングされていないじゃないか。
ただのランダムローテーションとしか思えない。
※ダイエットには少し興味はあるが…

右サイドのテキストリンクも同様である。

メッセージ画面で現れる右サイドのバナーは@COSMEだし。
※こっちはローテーションせず、常に表示

一通りサイトを見てみると、
フォーラムにはOvertureのコンテンツマッチ。
日記、フォーラム、Web検索結果画面にはGoogleのAdSenseを表示しているようだ。
※さすがにユーザー検索にはAdsenseは出ない

コンテンツマッチ(実際はただのカテゴリマッチ?)やリスティング広告は理解できるが、神の視点を持っていながら、なぜユーザーがキーワードを入力するまで待つのだろうか。

そして、ローテーションバナーだけは全く理解出来ない。
上で紹介した記事はガセネタだったのか?

個人的には、本当にマッチングするのであれば、広告も有益なコンテンツだと考えている。
ターゲティングされた広告には価値が有ると、自分は信じている。

広告効果など気にしない広告主、広告代理店のおかげで、今のやり方でもある程度の売り上げは上がっているのだろう。
しかしながら、mixiがもっと努力すれば広告効果も上がり、売り上げを伸ばす事も可能なのではないだろうか。
上場企業なのであれば、そういう努力を怠るべきではない。
※自分は株主では無いので、とやかく言える立場では無いのかも知れないが…。

mixiのユーザー数の伸び悩みは各所で指摘されている。
mixi伸び悩み PV微減、ユーザー数は微増
ユーザー数が伸び悩むのは必然の流れだが、この広告モデルを見る限り、mixiの未来は本当に暗い気がした。
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by aratafuji | 2006-12-02 02:36 | レポート